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【BINARYSTAR株式会社】 2019年4月12日(金)にBINARYSTAR株式会社(以下、BINARYSTAR)は、Next X Asia(ネクスト エックス アジア)カンファレンスを開催いたしました。

2019年4月12日(金)にBINARYSTAR株式会社(以下、BINARYSTAR)は、Next X Asia(ネクスト エックス アジア)カンファレンスを開催いたしました。

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当カンファレンスは、イノベーションを加速する日本・アジア発エコシステムの構築を目指し、次世代技術における主要なプレーヤー間のコラボレーションを提供する場です。シリコンバレーと中国の成功に続く第三の流れとして、「アジア発で世界中に影響を与えるエコシステムの構築」を目指しています。

当日は150名を越える方々にお集まりいただき、以下のアジェンダで進行いたしました。

1. 日本への危機意識とNext X Asiaカンファレンス開催の意義
登壇者:赤羽雄二 氏(BINARYSTAR株式会社 アドバイザー・インキュベーションマネージャー

2. ブロックチェーンが実現するAIの信頼性
登壇者:石黒一明 氏(クーガー株式会社 チーフブロックチェーンアーキテクト)

3. AIとIoTが革新する日本の製造業
登壇者:新井雅海 氏(ロビット株式会社 取締役CTO)

4. IBMのブロックチェーンが社会をこう変える
登壇者:Jules Miller 氏(IBM Blockchain Ventures Co-Founder )

5. フィンテックが及ぼす劇的な社会・産業変化
登壇者:藤本守 氏(SBI R3 Japan)

6. 世界を変えるスーパーエンジニアの発掘と育成
登壇者:大森貴之 氏(facebook Developer Circles Lead)

7. 地域主導のイノベーションプロジェクト:木更津アクアコイン
登壇者:鈴木昭宣 氏(木更津市役所 経済部 産業振興課 主幹)

8. パネルディスカッション、およびQ&A
モデレーター:赤羽雄二氏、パネル:Jules Miller氏、新井雅海氏、石黒一明氏、藤本守氏

以下、講演内容一部抜粋

1.日本への危機意識とNext X Asiaカンファレンス開催の意義
登壇者:赤羽雄二氏(ブレークスルーパートナーズ株式会社)

「日本の大企業が直面している課題について」

日本経済バブルのピークであった1989年には、世界の企業時価総額ランキングの上位20社のうち、日本企業は14社ありました。しかし、2016年の同ランキングでは、アメリカと中国に抜かれ上位20社の中にはランキングされておりません。また直近では、トヨタ自動車が最高位で42位という状況です。
この背景には、世界がIT産業へシフトしていく中、日本企業はこの変化に対応しきれず、「ものづくり」以外への軸足転換ができなかったこと、さらに経営の舵取りに必要な意思決定のできる優れたリーダーがいないため、産業構造の変化への対応不足と遅れが原因である点を指摘しました。

続けて赤羽氏は、以下のように述べました。
「シリコンバレーと中国の成功に続く第三の流れとして、アジア発で世界中に影響を与えるエコシステムの構築を目指し、国内外の先端的な企業、世界水準の大学、政府機関、起業家、投資家との連携による、次世代技術とその応用、展開、発展について理解を深め、議論を促進する場を提供していきたい。」

2. ブロックチェーンが実現するAIの信頼性
登壇者:石黒一明 氏(クーガー株式会社 チーフブロックチェーンアーキテクト)

石黒氏によるスピーチでは、クーガー株式会社が開発を進める「ヒト型インターフェース(VHA)」について、現在のAIとの違いや、既存のAIが抱える課題の解決と関連づけた内容が展開されました。
Googleの提供するGooglehome、AmazonのAlexa、LineのClovaなどのAIは、一方向の会話しかできなく、十分なコミュニケーションとは言い切れません。人間が無数のAIと快適にコミュニケーションするには、現在のスマートフォンやスマートスピーカーに代わる、新しいインターフェースが必要になります。
その究極のインターフェースが、人型のAIアシスタント「バーチャルヒューマンエージェント(VHA)」で、このVHAを可能にするのが、クーガー株式会社が開発しているAI・ブロックチェーン・ARといった先端技術を融合した技術「コネクトーム(Connectome)」です。

3. AIとIoTが革新する日本の製造業
登壇者:新井雅海 氏(ロビット株式会社 取締役CTO)

新井氏はスピーチを通じて「日本の製造業の問題は、人的リソースが、付加価値の少ない作業に時間を取られ、低単価、過酷な作業を強いられる点」である点を指摘し、これらを解決するために、自動化技術による同業種の活性化を提唱しました。
同社は、AIとハードウェアを組み合わせた、「TESRAY」という機械学習を用いた外観検査装置と「PIQ」というAI技術を活用したばら積みピッキングソリューションを開発しています。自動化することにより外観検査やばら積みなどの単純作業に時間を取られることはなくなり、付加価値の高い作業ができるようになり、製造業を活性化していきます。

4. IBMのブロックチェーンが社会をこう変える
登壇者:Jules Miller氏(IBM Blockchain Ventures Co-Founder )

Jules Miller氏は同社を立ち上げた理由として、ブロックチェーンの市場を見てとてもチャンスだと語り、取り組みとしてはアクセラレータ、コンビーニングサービス、投資の3つを掲げ、金融だけでなく教育や食品など多くの業界に渡ってブロックチェーンを取り入れることを目指した活動を掲げています。
日本の大企業による変革の少なさ、そして市場衰退等の危機感を指摘したうえで、「日本がイノベーションを生むためには大企業がリスクを取りスタートアップを支え、支援をできるようなエコシステムを構築し、エンジニアの競争力を上げなければなりません。大企業でさえもスタートアップから学ばなければいけない時代に突入している。」と語りました。

5. フィンテックが及ぼす劇的な社会・産業変化
登壇者:藤本守 氏(SBI R3 Japan CEO)

SBIホールディングスの執行役員も兼任する藤本氏は、SBIホールディングスによるAI、ブロックチェーンをはじめとした先進的なスタートアップへの投資スタンスについて言及するとともに、自身が代表を務めるR3の提供するサービスについて説明されました。
「分散台帳技術を活用し新たな協業プラットフォームを創出する」ことを目的とし「安全かつ実証された“金融サービスレベル”の基盤提供」「ビジネスコンソーシアム全体でのTCO低減」「業務プロセスの効率性、および透明性の向上」を目指します。
Cordaは、情報を価値あるデジタル資産に変える分散台帳技術プラットフォームでありコンソーシアムには世界各国の中央銀行や規制機関を含む各種業界から300団体以上が参加しており、金融(シンジケートローン、貿易金融、保険)、暗号資産取引、不動産の購入プロセスの効率化、広告詐欺の防止、サプライチェーン・マネジメントによる調達プロセスの効率化、等の幅広い事業分野における分散台帳技術の活用に向けたプロジェクトを推進しております。

6. 世界を変えるスーパーエンジニアの発掘と育成
登壇者:大森貴之 氏(facebook Developer Circles Lead)

「世界のイノベーションをもっと身近に」をビジョンに、ウェブメディア、マーケットリサーチ、グローバルコンサルティングの3つのサービスの提供と、世界中のスタートアップやイノベーション環境と世界のエンジニアのトレンドやコミュニティについても調査しています。
大森氏はこれまでの活動から、以下のとおり述べられました。
「エンジニアは全体像を把握し、マーケットに合わせた開発を行い、起業家としてグローバルで戦うことが求められる時代を迎えている。」
「世界と日本の情報の非対照性をなくすことで、海外スタートアップの投資先の選定と海外のビジネスモデルの導入を進めることができ、日本が世界のマーケットでプレイヤーとして動くことが可能である」
「人材の流動性と失敗を許容する文化を築き、優秀な人材がスタートアップへ。そのスタートアップ周辺も支援と協力をし、新しいイノベーションを生むことが重要である。」

7. 地域主導のイノベーションプロジェクト:木更津アクアコイン
登壇者:鈴木昭宣 氏(木更津市役所 経済部 産業振興課 主幹)

鈴木氏はスピーチを通じ「自治体がブロックチェーン(暗号資産)を導入する背景、さらにどのように地域を巻き込み、エコノミーを醸成していくか」というテーマについて、同市が導入するアクアコインを例に説明されました。
アクアコインは、地域内のお金を地域内で循環させるための仕組みで、使える地域や期限などを限定することにより、地元のお店でお金を使うことや消費そのものを促し、地域のお店が元気になることで、地域経済が活性化し、 また、アクアコインをきっかけに、利用者と地域のお店や市民団体、市役所などがつながりあうことで、地域コミュニティも活性化させ、電子地域通貨とスマートフォンなどの情報通信技術(ICT)を活用し、市域内の経済循環を高めることを目標としています。
今後日本では少子高齢化や人口減少に伴う労働者人口現象の時代を迎え、生産性が低下します。キャッシュレス化することにより人件費の削減や資金流通の可視化、利便性の向上に繋がります。

8. パネルディスカッション、およびQ&A
モデレーター:赤羽雄二氏、パネル:Jules Miller氏、新井雅海氏、石黒一明氏、藤本守氏

パネルディスカッションでは、「次世代技術間のコラボレーションをどうやって推進、加速すべきか」「イノベーションを加速するエコシステムをどう構築するか」という2つのテーマを通じ、各パネラーより様々な意見が交わされました。
「様々な技術革新が同時多発的に起きている」という共通の見解から、
・大企業によるリスク選択の重要性
・大企業によるスタートアップ支援の必要性
・既存のエコシステムを内部から変化させていく必要性
などが共通見解として交わされました。

【今後のBINARYSTAR開催のセミナー】
<月例セミナー #3>
「日本企業にとってブロックチェーンを活かした新事業とは」
・申込:http://ptix.at/n97Ltn

第3回では、実際にブロックチェーンを活用して新事業を進めている方々にご登壇いただき、現在の状況を具体的にご説明いただきます。ブロックチェーンベンチャーを創業したGaudiy社CEOの石川裕也氏、広告/マーケティング領域で次々と新しいブロックチェーンのサービス開発している博報堂ブロックチェーン・イニシアティブの伊藤佑介氏。この2社が、どのような取り組みを行っていて、どのような狙いがあるのかを聞くことによって、参加者の方々にブロックチェーンのインパクトをより明確にイメージを持っていただけます。

・日時:4/22(月)19:00~22:00※懇親会含む
・アジェンダ
1. 19:00 ~ 19:20 講演1.「日本企業にとってブロックチェーンを活かした新事業とは」
登壇者:赤羽雄二(BINARYSTAR株式会社 アドバイザー・インキュベーションマネージャー)

2. 19:20 ~ 19:40 講演2.「ブロックチェーンベンチャーは今、何に取り組もうとしているか」
登壇者:石川裕也(株式会社Gaudiy 共同代表)

3. 19:40 ~ 20:00 講演3.「博報堂ブロックチェーン・イニシアティブがブロックチェーンの社会実装を通じて実現しようとしている未来の広告/マーケティング」
登壇者:伊藤佑介(博報堂 ブロックチェーン・イニシアティブ)

4. 20:00 ~ 20:30 パネルディスカッション
登壇者:赤羽雄二、石川裕也、伊藤佑介の3名

5. 20:30 ~ 21:30  懇親会

<ブロックチェーンビジネスワークショップ>
「14時間で新規事業案を構築する!ブロックチェーン×IoT ビジネスハッカソン」
・申込:http://ptix.at/b0dIYJ

超短時間でブロックチェーンを活用した新規事業案の第一稿を作成していただきます。講師は、数多くのベンチャーを支援し、国内外で多数のビジネスプランコンテストやハッカソンを主催してきた元マッキンゼーの赤羽雄二氏と、規制のサンドボックスの第一人者である弁護士の井垣孝之氏が、全力サポートいたします。

・日時:4/26-27(金-土)
4/26(金)19:00 – 22:00
4/27(土)10:00 – 20:00